パスワードの管理
近年、メールアカウントを乗っ取り、迷惑メールを大量に送信する手法が急激に増えています。
そこで今回は、自身が迷惑メールの送信者にならないようメールアカウント乗っ取りの原因、対策についてお伝えします。
1. パスワードの設定・管理に注意しましょう
簡単なパスワードは危険
例えば「123456」や「password」のような単純なパスワードは、攻撃者がよく使うリストに含まれており、専用ツールで簡単に試されてしまいます。
「123456」や「password」などは総務省のセキュリティ情報 でも注意喚起されています。これらのような危険なパスワードを使っている場合は、すぐに変更しましょう。安全なパスワードを設定することで、メールアカウントの乗っ取りを防ぐことができます。
推測されやすいパスワードは避ける
初期設定のままや、以下のようなパスワードは簡単に推測されてしまうため危険です。
アカウント名や名前そのまま
誕生日や電話番号を使ったもの
車のナンバーや住所の一部
同じ数字や文字の繰り返し(例: 1111、aaaa)
規則的な数字やキーボードの並び(例: 1234、qwerty)
これらは攻撃者に簡単に見破られる可能性があるため、避けるようにしましょう。
2. 身に覚えのないメールや請求は無視しましょう
不審なメールは開かない
銀行やサービスを装った「なりすましメール」では、本物そっくりの偽サイト(フィッシングサイト)に誘導され、パスワードや暗証番号を盗まれる危険があります。
また、悪質なメールの添付ファイルを開いたり、メール内のリンクをクリックしたりすると、パソコンがウイルス(マルウェア)に感染することがあります。これにより、以下のような被害が発生する可能性があります:
パスワードや個人情報の盗難
遠隔操作で迷惑メールの送信に悪用される
保存データの盗難や破壊
不審なメールは開かず、添付ファイルやリンクにも触れないように注意してください。
乗っ取られてしまったら?早急に対応しましょう
もしメールアカウントが乗っ取られたら
すぐに対応することが重要です。以下のような状況があれば、乗っ取られている可能性があります。
覚えのない送信履歴がある
メールの送受信ができない
「メールサーバーの上限を超過した」という通知が届く
また、友人や知人から不審なメールが届いた場合は放置せず、直接確認してください。被害の拡大を防ぐことができます。
乗っ取られた場合の対応方法
1. パスワードを変更
まず、すぐにパスワードを変更してください。もし攻撃者にパスワードを変更されてログインできない場合は、パスワードリセットを行い、新しいパスワードを設定しましょう。
2. セキュリティチェック
パスワードを変更した後、パソコンがウイルス(マルウェア)に感染している可能性があります。ネット接続を切り、セキュリティソフトでスキャンをしてください。早急な対応で被害を最小限に抑えましょう。
参考情報
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