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Return-Path(エンベロープFrom)とはメールの送信者が設定するメールの返信先メールアドレスです。
メールソフトなどで通常表示される送信元のメールアドレスとは別のもので、送信者が特別に設定した場合は、メールソフトで表示される送信元と返信先が異なる場合があります。
Return-Path(エンベロープFrom)について
郵送される手紙は、相手の名前や内容を記述する「便箋」と、宛先や送信者を記述する「封筒」で構成され、封筒に記述された宛先で配達されます。
メールも、宛先・件名・内容を記述したもの(便箋)が、封筒に入れられて送信されます。
「エンベロープ」とは封筒の意味です。メールの配信も封筒に記述されているアドレス(ここでは「エンベロープアドレス」と呼びます)によっておこなわれます。
エンベロープアドレスは、メールサーバー上では配信制御用の情報として扱われます。
受取人のメールボックスにメールが配信されると、メール本体(便箋)だけが残り、配信制御用の情報である(封筒)は削除されます。
メールを受信すると「Return-Path(エンベロープFrom)=封筒に記述されている送信者」ではなく「From=便箋に記述されている送信者」が見えます。
多くの場合は「From」と「Return-Path(エンベロープFrom)」は同一のアドレスとなっています。
個人のメールアドレスどうしでメールをやりとりする場合などがあてはまります。
これに対し「From」と「Return-Path(エンベロープFrom)」が異なる場合があります。
*1:すべてのウイルスが該当するわけではありません。
*2:「Return-Path(エンベロープFrom)」を偽装している場合もあります。
上記のようなメールを受信拒否したい場合「Return-Path」を条件に含めると有効です。
迷惑メール撃退サービスでは「From」と「Return-Path」をそれぞれ条件に含めることができます。
「Return-Path=封筒に記述されている送信者名」は、各メールのプロパティで表示される「Return-Path」という項目で確認することができます。
▼Outlook Express 6.0の場合
▼Mailの場合
この「Return-Path」の値を、Return-Path(エンベロープFrom)の条件として設定します。