Return-Path(エンベロープFrom)とは? | サポート

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Return-Path(エンベロープFrom)とは?

Return-Path(エンベロープFrom)とはメールの送信者が設定するメールの返信先メールアドレスです。

メールソフトなどで通常表示される送信元のメールアドレスとは別のもので、送信者が特別に設定した場合は、メールソフトで表示される送信元と返信先が異なる場合があります。


Return-Path(エンベロープFrom)について

手紙とメール

郵送される手紙は、相手の名前や内容を記述する「便箋」と、宛先や送信者を記述する「封筒」で構成され、封筒に記述された宛先で配達されます。

メールも、宛先・件名・内容を記述したもの(便箋)が、封筒に入れられて送信されます。

エンベロープアドレスについて

「エンベロープ」とは封筒の意味です。メールの配信も封筒に記述されているアドレス(ここでは「エンベロープアドレス」と呼びます)によっておこなわれます。

エンベロープアドレスは、メールサーバー上では配信制御用の情報として扱われます。

受取人のメールボックスにメールが配信されると、メール本体(便箋)だけが残り、配信制御用の情報である(封筒)は削除されます。

FromとReturn-Path(エンベロープFrom)

メールを受信すると「Return-Path(エンベロープFrom)=封筒に記述されている送信者」ではなく「From=便箋に記述されている送信者」が見えます。

多くの場合は「From」と「Return-Path(エンベロープFrom)」は同一のアドレスとなっています。

個人のメールアドレスどうしでメールをやりとりする場合などがあてはまります。

    • 「From」:元の送信者のメールアドレス。
    • 「Return-Path(エンベロープFrom)」:元の送信者のメールアドレス。

これに対し「From」と「Return-Path(エンベロープFrom)」が異なる場合があります。

    「メーリングリスト」
      • パソコンに感染したウイルスが「From」や「Return-Path(エンベロープFrom)」を偽造している場合(*1)
      • メールの送信者が、何らかの方法で故意に発信元(From)を偽装している場合(*2)

    *1:すべてのウイルスが該当するわけではありません。

    *2:「Return-Path(エンベロープFrom)」を偽装している場合もあります。

    上記のようなメールを受信拒否したい場合「Return-Path」を条件に含めると有効です。

    迷惑メール撃退サービスでは「From」と「Return-Path」をそれぞれ条件に含めることができます。

    「Return-Path(エンベロープFrom)」の確認方法

    「Return-Path=封筒に記述されている送信者名」は、各メールのプロパティで表示される「Return-Path」という項目で確認することができます。

    ▼Outlook Express 6.0の場合

      • メールを選択する。
      • 右クリックして、[プロパティ]を選択する。
      • [詳細]タブをクリックする。
      • 1行目の「Return-Path」の値を確認する。

    ▼Mailの場合

      • メールを選択する。
      • [表示]メニューから[全ヘッダ表示]を選択する。
      • 5行目の「Return-Path」の値を確認する。

    この「Return-Path」の値を、Return-Path(エンベロープFrom)の条件として設定します。

     

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