J:PLUS
たのしいこと、全力応援

みんな使ってる!? クラウドサービスのおさらい

IT・デジタル
J:PLUS
2010年ごろから使われ始めたクラウドは、ここ数年で完全に定着し、今やさまざまなサービスで利用されています。今回は、このクラウドサービスについて、基本から応用までやさしく解説していきます。


クラウドサービスとは?

J:PLUS
クラウドという言葉は知っていても、きちんとどんなものか説明できる人は意外に少ないものです。ですが、当たり前のように使っているため、今さら聞けないという人も多いはず。そこで、まず最初にクラウドとは何かについて解説していきましょう。


●そもそもクラウドってどんなもの?

クラウドとは、クラウドコンピューティングの略称で、インターネット上にあるデータやソフトウェアなどを、それがどこに存在するかを意識することなく使える環境や利用形態のことです。
英語のcloud=雲からきていますが、なぜクラウドという言葉が使われるようになったのかには諸説あります。有力なのは、「情報通信関係者がネットワークの概念図を描くとき、ネット上にあるものを雲のようなモヤモヤとした形で描くことから、クラウドといわれるようになった」というものです。
パソコンやスマートフォン、サーバーなどのように明確な形がなく、どこにあるかもハッキリしないものを表現するのに、雲のような形が適していたのでしょう。


●ネット上にあってどこでも使える

クラウドが登場するまで、データは自宅のパソコンやスマートフォンに保存していました。そのため、保存したデータは保存した機器でしか利用できず、他の機器で利用するためにはUSBメモリなどのメディアにコピーして移動する必要があったのです。
ソフトウェアも同様で、インストールしたパソコンやスマートフォンでしか利用できませんでした。しかし、ネット上にデータを保存し、ソフトウェアを利用できるクラウドによって、いつでもどこでもどんな端末でも、自由にデータやサービスを使えるようになったのです。
たとえば、パソコンに保存したデジカメの写真をクラウドに移せば、外出先でもスマホで友だちに見せるということが可能になりました。また、いつでもどこでもネット上でメールを確認できるGmailやiCloudメールといった「Webメール」もクラウドの一種です。
なお、一口にクラウドと言っても、形態によっていくつか種類があります。下で代表的なものを紹介しているので、参考にしてください。


・SaaS(サース、サーズ:Software as a Service)

ユーザーが必要なソフトウェアを必要なときに、ネットを利用して呼び出して使うような利用形態のこと。それぞれのユーザーが本当に必要な機能のみを利用し、それに対して対価を支払います。


・PaaS(パース:Platform as a Service)

ソフトウェアを動かすためのハードウェアやOSなどのプラットフォームを、ネット上のサービスとして利用できるようにしたもの。ユーザーは通信ネットワークを通じて必要なものを利用し、その利用実績に対して料金を支払います。


・IaaS(アイアース、イアース:Infrastructure as a Service)

情報システムに必要な機材や回線などのインフラを、ネット上のサービスとして利用できるようにしたもの。ユーザーは、通信ネットワークを通じて必要なだけ利用し、その利用実績に応じて料金を支払います。


●なぜクラウドが注目されるのか?

クラウドが注目され始めたのは、2009年以降です。ネットとモバイル通信の環境が整備されたことで、それまでは概念に過ぎなかったクラウドが現実のものとなりました。そして、そのメリットが広く知られるようになり、クラウドは個人のユーザーや企業の注目を集め、急速に広まったのです。
それではクラウドのメリットとはなんでしょうか? 上で紹介した「SaaS」「PaaS」「IaaS」すべてに共通するのが、コスト面のメリットです。たとえば、企業が社内情報システムを構築する場合、自社で開発するよりも「IaaS」を利用した方がコストがかりません。システムの開発、運用のための機材と場所、人件費、メンテナンスや故障対応などの維持管理費がかからないからです。
個人のユーザーでも、自分でサーバーを構築してネット上にファイルを保存するよりも、クラウドのオンラインストレージを利用した方がはるかに簡単で費用もかかりません。こうした理由からクラウドは、個人、企業問わず幅広く利用されているのです。


●クラウドを使ったサービスの例

クラウドを利用したサービスは、現在多岐にわたり様々なサービスが提供されています。すべてを紹介することはできないので、多くの人が利用しているGoogleを例に紹介していきます。


例:Googleのクラウドサービス

・Gmail=Webメール
・Googleドライブ=オンラインストレージ
・Googleフォト=写真用オンラインストレージ
・Googleカレンダー=スケジュール管理
・Googleドキュメント=文書作成
・Googleスプレッドシート=表計算
・Google Play Music=音楽ストリーミング配信

これらのサービスはすべて、ネット環境とブラウザさえあれば利用できるクラウドの一種です。おそらくクラウドとして意識せずに利用していた方が多いと思いますが、すでにクラウドはここまで浸透しているのです。
また、このなかでWebメールとオンラインストレージは代表的なクラウドのひとつですので、簡単にどんなサービスなのか解説しておきましょう。


●クラウドメール(Webメール)

GmailやiCloudメールのように、ネット環境とブラウザさえあれば利用できるのがwebメールです。従来のメールは、メールソフトをインストールして送受信をおこない、データはその端末に保存されていましたが、Webメールではすべてがネット上にあり、時と場所を選ばず利用できます。こうした個人が利用するWebメールのほか、企業に対してメール関連のサービスを提供する企業向けのクラウドメールも存在します。


代表的なクラウドメール(Webメール)

・Gmail
・iCloudメール
・Yahoo!メール、
・gooメール
・Webメール対応のプロバイダーメール など


●オンラインストレージ

オンラインストレージは、ネット上に各種ファイルや写真などのデータを保存できるサービスです。従来であれば、データはパソコンや外付けのHDDなどに保存するのが当たり前で、使いたいときに使えないといったことがありましたが、オンラインストレージならネットに接続できればどこからでも保存したデータを利用できます。ただし、保存できる容量には上限があるため、無制限に保存できるわけではありません。


代表的なオンラインストレージ

・Google ドライブ
・iCloud
・Dropbox
・onedrive
・Yahoo! ボックス など


クラウドサービスのメリット・デメリット

J:PLUS
多くの人に利用されているクラウドですが、たくさんのメリットがある反面、デメリットも存在します。ここではクラウドを利用する前に知っておきたい、クラウドのメリット・デメリットについて解説していきます。


●知っておきたいクラウドの特徴

クラウドは大変便利で、今や個人、企業を問わず多くの人が利用しています。一度使ってしまうと、その利便性から離れられないという人が多いのですが、クラウドにはいくつかのデメリットも存在し、使い方を間違うと大きな失敗につながります。そこでクラウドを利用する前にメリット・デメリットをしっかり確認し、利用の仕方についてよく考えましょう。


●クラウドサービス4つのメリット

・時と場所、端末を選ばずアクセス可能
・アカウント登録するだけですぐに利用可能
・基本的に無料で利用可能
・メンテナンスや更新作業が不要

クラウドの最大のメリットは、ここまで紹介してきたクラウドの特徴であるネット環境さえあれば時と場所、端末を選ばずにデータやサービスを利用できることです。ユーザーはデータやサービスの保存場所を意識することなく利用できるため、利便性が格段に向上しました。
また、クラウドのほとんどが無料のアカウント登録だけで、すぐに利用できるのも大きなメリットです。データ保存用のHDDを買ったり、ソフトウェアを購入する必要もなく、機器の接続や設定、ソフトウェアのインストールなども必要もありません。大量のデータを保存したいなど、一定以上のサービスを利用したい場合は有料になりますが、一般的な使い方であれば無料で使えるサービスで事足ります。
そして、機器のメンテナンスやソフトウェアの更新なども必要なくなります。このようにクラウドは手間がかからずコスト面でも有利なため、急速に利用が広がっているのです。


●便利なクラウドサービスだがデメリットも存在

・無料で使えるサービスには制限あり
・サービスが突然終了する可能性あり
・保存したデータが消失
・情報漏えいのリスクも考慮

大変便利なクラウドですが、残念ながらデメリットも存在します。まず、無料で使えるサービスには制限があることです。たとえば、オンラインストレージの場合、無料で使えるのは◯◯GBまでで、それ以上利用したい場合は有料になるというところがほとんどです。そのため、大量のデータを保存したい場合は、複数のオンラインストレージを利用するなどの工夫が必要になります。また、クラウドに保存したデータがすべて消えてしまうリスクもあります。
そして、もっとも怖いのは、サービスが突然終了してしまうことです。現在、クラウドはユーザーの獲得競争が激しく、競争に負けて運営が困難になったサービスは終了してしまいます。通常はサービス終了の日時が予告されるので、ある日突然使えなくなるといったことは起きないのですが、突然使えなくなる可能性はゼロではありません。
データが消えてしまったり、サービス終了で取り出せなくなっても保証はないので、大事なデータはパソコンなどのローカルにバックアップしておきましょう。 さらに、情報漏えいのリスクも考えるべきです。GoogleやAppleなどの大手のサービスであれば、セキュリティもしっかりしていて安心ですが、新興のサービス、マイナーなサービスの場合は、セキュリティ面の不安のほか、運営会社が情報を盗む可能性もあります。そのため、個人情報が詰まったファイルなどをクラウドで保存するのは、万が一を考えるとやめた方がよいでしょう。


使ってみようクラウドサービス

J:PLUS
日進月歩のクラウドの世界では、新しいサービスが誕生しては消えていきます。そのためクラウド選びに迷っているという方も多いのではないでしょうか? そこで、ここでは人気や定番のクラウドを中心に、おすすめのサービスを紹介していきます。


●人気のクラウドサービス

クラウドにはたくさんのサービスがあるため、どのサービス選ぶか悩んでいたり、とりあえず無料で使えるものに登録はしたけど、いまいち使い方がわからず放置しているといった方が多いのではないでしょうか?
そこで、ここではおすすめのクラウドサービスを7つ紹介します。それぞれのサービスの特長を簡単にまとめ、そのサービスをお得に使う方法も紹介していますので、サービス選びの参考にしてください。


●総合クラウドサービス

総合クラウドサービスは、ひとつのアカウントで複数のクラウドを利用できるサービスです。複数のアカウントを管理する必要がなく、サービス間の連携も利用しやすいため、多くの人が利用しています。なかでも、GoogleとiCloudは、AndroidスマホやiPhoneユーザーなら必ずアカウントを持っていて、スマホとの連携もしやすいのでおすすめです。


・Google

J:PLUS
https://www.google.com/intl/ja_jp/drive/

Googleのクラウドサービスは、すでに紹介したようにWebメール、オンラインストレージからマイクロソフトオフィスと互換性のあるドキュメントや表計算といったWebアプリまで網羅しています。
一般的な使い方であれば、Googleのクラウドだけで事足りるはず。Androidスマホなら、Googleのクラウドサービスとの連携が容易で、非常に便利に使えるので利用しない手はないでしょう。


・icloud

J:PLUS
http://www.apple.com/jp/icloud/

iCloudはAppleの提供するクラウドサービスで、iPhoneやiPad、MacBookといったApple製のiOS搭載デバイスを相互に連携できます。Webメールにファイル用と写真用のオンラインストレージ、カレンダー、連絡先などの機能があり、これらすべてをwebブラウザからも利用することができます。iPhoneやiPad、MacBookのユーザーなら、使いこなしたいサービスです。


●オンラインストレージ系クラウドサービス

クラウドサービスの代表的な存在と言えるのが、オンラインストレージです。アカウントを登録すれば無料で数GB~数10GBの容量が使えるようになり、自由にデータを保存することができます。オンラインストレージは、たくさんのサービスがありますが、特に人気がある5つのサービスを紹介します。


・Dropbox

J:PLUS
https://www.dropbox.com/ja/

無料オンラインストレージの先駆け的存在で、全世界で5億人以上が利用しています。無料で利用できるのは2GBまでと少なめですが、友人の招待やSNSアカウントとの連携で容量を増やすことができます。パソコン向けに専用のソフトがあり、フォルダに入れるだけで自動的に保存されるなど、使い勝手のよさで人気があります。


・evernote

J:PLUS
https://evernote.com/intl/jp/
簡単なメモやWebページ、写真、音声などを、まるでノートをとるように保存できるサービスで、非常に人気があります。保存したデータには自動でインデックスが付けられ、検索できるようになるなど、情報の蓄積に重点を置いているのが特徴です。
パソコンやスマホの専用アプリがあり、データを保存すると自動同期され、シームレスに連携することができます。無料版は保存容量に制限はないものの、月間アップロード容量60MB、同期できるのは最大2台という制限があるため、他のオンラインストレージのようにデータを保存する用途には向いていません。


・Microsoft OneDrive

J:PLUS
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/

マイクロソフトの運営するオンラインストレージで、Microsoftアカウントで利用できます。無料で使える保存容量は5GBですが、あらゆる種類のファイルに対応して便利です。
また、WordやExcelなどのOfficeソフトから直接ファイルを開いたり、保存したりできるため、Office文書をクラウドで保存したい人は特に便利に使えるでしょう。


・Amazon Drive

J:PLUS
https://www.amazon.co.jp/clouddrive/home

通販大手のAmazonが運営するオンラインストレージで、Amazon.comアカウントで利用できます。無料で使える保存容量は5GBですが、有料で容量を追加することができます。大きな特徴として、写真のリサイズなどが行われず元データのまま保存されるため、品質が劣化することがありません。
また、Amazonのプライム会員であれば、写真と動画を容量無制限で保存できる「プライム・フォト」が使えます。さらに、最新型の「Fireタブレット」を持っている場合も、容量無制限の写真用ストレージが無料で使えるようになります。どちらかに該当する場合、非常にメリットが大きいので、是非使ってみてください。


・Yahoo! ボックス

J:PLUS
http://info.box.yahoo.co.jp/index.html

Yahoo! が運営するオンラインストレージで、Yahoo! アカウントがあれば5GBまで無料で使えます。データの保存に重点を置いたシンプルな作りで使いやすく、パソコンやスマホ向けアプリもあります。
また、Yahoo!プレミアム会員なら容量が10倍の50GBにアップするほか、Yahoo! BBやソフトバンクモバイル、ワイモバイルの契約者も無料で容量が追加されます。いずれかに当てはまる場合、大変お得ですので一度チェックしてみましょう。
この記事の内容はいかがでしたか?あてはまるものを選んで、最後に送信を押してください。
こんな記事が読みたい、という要望があれば積極的に取り上げます。コメントを投稿ください。

Copyright Jupiter Telecommunications Co., Ltd.

トップへ戻る
OK
キャンセル